GW例会山行  

原始が原〜下ホロ〜境山〜原始が原〜前富良野岳

 

・リーダー 小野武彦

・メンバー 矢野 純 山本直樹

・期間 5月4日〜7日


  
・行動概要

4日 苫小牧発16:00〜札幌清田発18:00〜当別発19:30〜

        西布礼別集落22:00C0


    5日 起床5:00〜登山口発6:30〜1083mコル10:50〜

        1280m下ホロコル14:20C1


    6日 起床4:30〜発5:30〜下ホロP6:20〜テント場着6:50〜

        テン場発7:20〜境山着11:20〜原始が原15:10C2


    7日 起床5:00〜発7:10〜前富良野岳9:40〜登山口着11:
20

 



 4日 曇り 風

   
 原始が原登山口まで行ってもいいテン場はないので、西布礼別にあるトイレ付き駐車場にテントを張る。


  
5日 曇り 昼過ぎから弱い雨

  
  朝方少し雨が降ったが間もなく止む。
 布部川に架かる秋雲橋手前の広場に車をデポし林道を歩く。
 林道はニングルの森管理棟まででそのあとは歩道になるが、
 トレースがしっかり付いていてわかりやすい。


  三の沢源頭、これから原始が原というあたりで下山する三佐川パーティにあう。
 しばし情報交換などをして別れるが、どんよりとした、
 今にも雨が落ちてきそうな空模様に、気持ちも重くなる。

  五反沼に方向を合わせひたすら歩く。
 ほとんど三佐川パーティのトレースを辿り五反沼のテン場跡に着く。
 水もあり快適な場所だ。
 下ホロへと向うコル(1083m)で休憩。
 先は長い。

 
  コルから60mほど下り、トラバースぎみにシーソラプチ川をわたる。
 その後は徐々に高度を上げながら下ホロコルを目指す。
 コルに近づくにつれてガスで視界が悪く、現在地が分かりづらい。
 もうそろそろと思った頃、三佐川Pのスキーデポ跡にぶつかり、テン場とする。


6日 晴れ稜線は強風

 
   少し寝坊、空身で下ホロピストンする。
  下ホロ下山後、テントをたたんで境山へと向う。
  標高差400mの下ホロピストン後、
  今度はザックとスキーを担いでの400mの登りは経験不足の2人には相当こたえたのだろう。

   境山へと続く尾根に出たときにはだいぶ遅れるようになってきた。
  特に山本は体調の不調もあったようで、
  境山の手前では少し歩いては立止まるという状態で、
  とても縦走を続けるような状況ではなかった。
   下山決定。

 
  境山から上ホロ側のコルまで下り、
 シーソラプチ川沿いにシールを着けたまま下降。
 
  二股になったところで、
 沢を横断しあとはひたすら原始が原の三の沢源頭を目指してトラバースぎみに下っていく。 山本は下りに向ってもますます遅れだす。

 
 15時10分、前日のトレースに合流しテン場とする。
原始が原は風もなく、ロケーションも最高でいいテン場になる。



7日 晴れ

   下山するだけなのでゆっくり起きて準備をする。
  しかしあまりにも天気がいい。
  山本に体調を聞くと良いと答えるので、前富良野を登ってから下りることにする。
  テン場から樹間越しに見える前富良野を目指して一直線にすすむ。
  前富良野の登りに入って1350m辺りで、
  富良野岳のコルから続いている熊の足跡を横切る。
  樹林帯の中で見なくて良かった。

   前富良野のピークからは一の沢と二の沢の間の細い尾根を下降する。
  たくさんのトレースがあり一般的な登路のようである。
  途中登ってくるパーティと会う。
  潅木のやや密集した中を、スキーを引っ掛けないように滑り降り登山道にでた。
  管理棟の少し上であった。
  前富良野に登るのには最短ルートである。
  後は林道を滑り降りて車デポ地へ。

 

  縦走はならなかったが、
若い2人には登山の経験を積んで山慣れしていってほしい。
 
  GWの原始が原は入山が容易で、
 縦走、スキーをやるにはとてもいいところだ。
 天気がいいと、どこでも登れてどこでも滑り降りることができる、
 そんな山域である。

(小野)