‘第1回 チャレンジ羊蹄山’記録

日時:2004年10月1日(金)夜発〜3日(朝帰り)

メンバー:L 小笠原

     M 三佐川、田中、渡辺、山本Z、西村、小田

目的:体力測定

 

《タイムスケジュール》

10/1 真狩村青年キャンプ場泊

10/2 4:00  起床

     5:00  行動開始

           真狩コース(登り)→外輪山→京極コース(下り)

           京極コース(登り)→外輪山→倶知安コース(下り)

           倶知安コース(登り)→外輪山→真狩コース(下り)

    20:00  最終者 下山

                 お風呂・宴会

10/3 午前中に札幌へ帰宅

 

《記録》


 そもそも羊蹄山を1往復だけではなく、もっと登れるのでは?
と思ったのは『北稜4号』の羊蹄山3往復(石本さん、大原Kさん)の記録を読んでからでした。

 その山行の時のことを、
「あの頃、私ちょうしこいてたのよね〜」
と笑って話す圭子さんがなんだか妙にカッコよく、
高所にもバリバリ行っていた北稜の女性陣の頑張りを思い浮かべました。
 その頃の女性陣のように、特に今回大きな目標はないのですが、
羊蹄山を3往復するとはどんなものだろう?
どんだけ疲れるかな?
自分に出来るかな?
と未知の体験に大変興味もありました。
自分の限界はどこまでなのか・・・
限界近い自分はどんな風になるのか、大袈裟ですが知りたいとも思いました。

この一見馬鹿げた企画を、山本Zさんに相談したところ、
「それは、大人数でやったほうがおもしろい。
 みんなに声かけてみな。田中ノリタケと三佐川は間違いなく乗ってくれるな・・・」
と助言をもらい早速声をかけました。

(まあ、善さんの予想通り お二人は心良くエントリーしてくれました)

かくして、おのおのの野望を胸に7名が集まりました。

 
10/2
 5:00
 真狩コース出発
  まだ真っ暗でおまけに雨がしとしと・・・ヘッドランプにカッパを着ての憂鬱な出発。
  おのおのが自分のペースで歩き始めるので、列はすぐにバラバラになった。
  私は持久力に全く自身がなかったのでとにかく最初の1ピッチ頑張って、
 後はのんびり行こうという作戦。
  最初からめちゃめちゃ飛ばして、トップにたった。
  1合登るに約12〜15分というハイペースで、ようやく夜の空けた外輪山へ。

 7:10
  外輪山は、飛ばされそうな強風・・・怖いので「次の人来ないかな〜」
ちょっと休憩。
  すぐに三佐川氏が軽やかに現れ、先頭を交代。

   京極コース下山。
  雨で滑って最悪・・・尻餅3回


 9:00 京極コース登山口。
  ありがたや善さん「バナナ&お手製みそ汁」を準備して待機。
  バナナ2本補給で再び登り返し!
  うーんまだまだ行けそう!


11:00 再び外輪山。
  ガスって何も見えず・・・そして、ツララが下がる程気温も低下している。
  気分がグーンと落ち込み「倶知安下ったらやめようかな・・・」と弱気。
  やめる事ばかり考える。
  みんな今どのへんかな・・・

14:00 倶知安登山口。
  田中氏と合流。とても元気。
  私はちょっと膝が痛くなってきた・・・
  登り始めても全然ピッチが上がらずもうとにかくダラダラ登る。
  途中、1往復だけすると善さんとすれ違う。
  京極でリタイヤした
千春さんも再び倶知安コースから復活!
  西村&小田の新妻コンビは、
2往復倶知安コースで終了する」と、すれ違いの際、報告を受ける。
  
   いよいよ、最終ピッチ。
  前を行くのは最初の下馬評通り「三佐川氏」&
「田中氏」。
  やはり、凄いなあ・・・

16:30 三たび外輪山。
  登ったとたんに、ガスが一気に晴れて荒々しい山肌が顔を出す。
  青い秋の空と暮れかかった太陽の光で、とにかく美しい・・・
 「こんな、ご褒美付きかあ〜」と、疲れた体ながらも爽やかな気分を取り戻す。
  しかし・・・気持ちと裏腹に足は全然言うことを効かない。
  下りは思った以上に膝が痛み、横向きにしか降りられない・・・超スローペース・・・
  ほんと、トホホという感じ・・・

  7合目で日が暮れる。
  ヘッドランプで下るのは、登りと違って足元の距離が遠いのか、見えにくい。
  街の灯りが遠いな〜、怖いな、何も出ませんように・・・

20:00 真狩コース登山口。
  やっと振り出しに戻る。
  みんなの待つテントへ・・・

  うぐ〜膝が痛い。
  最後は手と足が一緒に出る、ロボット状態でした。

   楽しみの宴会も疲労でダウン。
  寝返りも打てない程体バキバキでした。
 (もちろん、3日くらい日常生活に支障が・・・)



《コースタイム》
  三佐川  全13時間10分
  田中   全14時間30分
  小笠原  全16時間

  ※ 他2往復の方は、私、一杯いっぱいで把握してませんでした。ごめんなさい。


《感想》
  ・張り切ってたわりにトレーニング不足。さすが走ってる三佐川氏にはかないまへん!
    そして、もっと緻密な計画が必要・・・ 来年は大雪24時間縦走か?
                           (小笠原)

 
  日高で悪化した風邪が治らず、気分が乗らないままに参加しましたが、
  
よくぞこんなアホらしい企画を考えたものですな。
   ただひたすら歩くのみ。
   もう無我の境地ですわ。

    終わった時はもう2度とやりたくないと思いましたが、
   今となってはそんな辛さも忘れて来年であれば参加してもいいかな?

    まったく懲りてません。
   来年は4往復ってか?

    おかげで気がつけば風邪も治ってました。
                  (
三佐川)

 

今回は、本当に疲れました。
  私は、たった2往復でしたが、
 今でも3往復した三佐川さん、田中さん、愛ちゃんはすごいなぁーと思います。

  私も2往復出発後は、もしかしたら3往復いけるかも?
   と、思っていましたが、京極コースに撃沈されました。

   スタミナ不足で、今回は2往復でしたが、

   1
人でもくもくと登り、また下り、と、周りに人が居なく気持ちが楽でした。

  一人なので話す事もなく、歌を歌ったら ぜんぜん歌詞がわからず、すぐ終わってしまうし、
 考える事といったら明日帰ってかの夕食の献立とか、わたしって平凡?

  今回、天候は良くなかったですが、私が終了した4時すぎから、
 晴れ間が見え夕焼けで羊蹄山がきれいで、感動しちゃいました。
  今回、サポーターとして、差し入れしてくださった善さん。
  へんてこな、企画を考えてくださった愛ちゃん。

  ありがとうございました。                       
             (小田)


第2回チャレンジ羊蹄山へ続く!