9/17シシャモナイ岩例会

16日前泊、17日日帰りで積丹・シシャモナイの岩場に。35年ほど前に会の先輩たちが開拓したルート「への字ハング」の他いくつかのルートがある。なんせ全員初チャレンジなので、16日早めに着いてまずはルート偵察。今シーズンの来訪者は皆無のようで最初からやぶ漕ぎを強いられるも無事乗越からの懸垂下降ポイントを発見して、セミスタロープ50m×2本を残置。
17日薄明かりの中、乗越から100mの懸垂下降で海岸に降り立つ。微妙な岩場の海岸線を辿り、シシャモナイ滝、そして「への字ハング」大岩壁の前に。50mほどの大スラブとせり出し6~7mのルーフ、さらに上にフェースが続く。圧巻の大迫力である。詳しい話を聞いていないが、往時の開拓の執念に思いをはせた。
Aパーティは「クレイジールート」へ。Bパーティは時間の関係で「憩いの散歩道を諦めて「大スラブルート」4ピッチに。ハーケン・キャメを多用して登る。3、4ピッチは浮石・落石も多く神経を使った。下降点と思しきコルに出るも、ルンゼはガレガレ、終了点も見えず。しばし思案の結果下降を決意。2・3ピッチ目はハーケン・ボルトで支点構築してなんとか下り、傾斜の緩んだルンゼを歩き、無事海岸へ。海岸線を辿り、懸垂ルートをユマーリングで100m登り、20時無事駐車場に戻った。
次回は海岸にテント泊・大焚き火して、「憩いの散歩道」などほかのルートに挑戦してみたい。

5:20スタート~8:40シシャモナイ滝~10:00への字ハング~10:50大スラブ取付き~15:20登攀終了~15:50下降ルンゼコル~18:00海岸線~19:00懸垂下降基部~19:40乗越~20:00駐車場


乗越から懸垂100mで海岸線の降り立つ。古い残置ロープが数本あった。


へに字ハングまでの岩場トラバース


流木も多くテン場に最適。優雅なシシャモナイ滝


伝説のへの字ハング。左端のクレイジールートを登るAパーティ。


快適な大スラブルート2ピッチ目。


登攀終了後ガレを懸垂下降。落石多し。終了点が見えず不安。

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