1p:デルタフェイス中央のクラックから取り付く。奥に詰まった氷や草付き頼りに登る。
草付きクラック直上し、右にある枯れた倒木のようなハイマツ根っこでビレイ。
ボルトは取り付いてすぐある2本のみだったか、ビレー点には残置無し。
2p:草付きバンドを左上、どんつきの小テラスにてイボ×1とペッカー×2でビレイ。
残置物は使えないハーケンが1枚のみ。
右に一段上がり正面のボルトラダーへ。
アックスフリーでトライする価値を見出せない、岩質最悪、礫はどれも砕ける。足元の2ピン目、リングボルト付きのヌンチャクがロープを伝いビレイヤーのもとに落ちていった。
墜落には耐えられないボルトラダーである事を理解すると吐き気がした。
5ピン目は逆打ちピトン、チェックしたら粉となり消えてしまった。
ピトンがあるという事は、ボルトを埋め込む事が困難(脆い)という事か。フッキングも一度としてきまらない。
4ピン目リングボルトでのロワーダウンは生きた心地がせず、ビレーポイントから左上の草付きへエスケープした。
デルタ左リッジに回り込むとポワポワ草付きが詰まったクラックがあり、アイスフックを叩き込み這い上がると、ボルトラダーの真上に出た。
天気よく、下山は湿雪。
板橋、一橋