2005年度 岩例会 報告
【場所】 北アルプス 剣岳 東面
【日時】 9/17〜26
【メンバー】 リーダー:中川 愛
Aパーテイリーダー:千葉 芳弘
メンバー:小田 理恵
Bパーテイリーダー:中川 愛
メンバー:斉藤 麻奈美
※尾根歩き 9/17〜19 西村 紀子(他1名)室堂→剣岳→室堂
9/22〜26 尾谷 賢 室堂→剣岳→室堂
<1日目>
まずは千葉&小田&中川の3名で出発。
娘2人と旅行?のような千葉さん運転で、小樽に到着。
船中、千葉さんは少々ビールを飲みながらも読書、
小田&中川は、ご飯の時以外はずっと熟睡・・・
到着してしまうと「もう着いたの?もう少し寝かせて〜」
19時間中17時間は寝たナ。
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天気 |
行動:岩例会チーム |
尾谷 |
西村 |
17(土) |
雨 |
○新日本海フェリー小樽10:30発 (車&3名30,000円) |
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室堂 →剣沢 |
<2日目>
新潟着!快晴。
5:30早朝の高速をぶっ飛ばす。
朝食は米山サービスエリア、海鮮丼を食べた千葉さんご満悦、特にイカがよかったらしい。
途中『蜃気楼のまち』魚津によるがそうタイミングよく見られる訳もない。
予定より早いが斉藤まみをピックアップしに「富山空港」へ。
9月後半なのに気温30度・・・昼は、名物の「ますずし」を買って車中で食べる。
千葉さん「20年前と同じ味だ。前も途中で飽きた・・・」というような感想。
車を立山駅でデポし、室堂へ。
この頃からガスで何も見えなくなった。
観光客の好奇の視線をよそに、我らは石畳の道を「雷鳥平キャンプ地」へ。
大きな荷物の私達は、何度も「大学山岳部かい?」と聞かれる、
引率教師と生徒にしか見えなかったらしい・・・
キャンプ地に着くと、ほぼ同時に、反対の道から見慣れた顔が・・・
「あっ!のりちゃん!」 苦労せず西村夫妻と合流。
登山経験、数回の旦那様はお疲れ気味、
のりちゃんは
「こっちの山は、まず道路が渋滞だし、山も混んでて『クサリ場』順番待ちだった。
ペンキマークもあり過ぎておもしろくないね〜」
とトーク炸裂。
皆でお酒を少し飲み会話もはずむ。
18(日) |
晴れ
山は曇り |
○新潟 5:30着 ○車で移動 新潟〜富山(約300km:高速約5000円) ○富山空港11:50斉藤ピックアップ ○車でアルペンルート立山駅 ※無料Pあり ○立山13:40→室堂14:50 (2360円) ○徒歩50分 雷鳥平キャンプ場(一人500円) ※西村パーテイと合流 |
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剣沢 →剣ピストン →雷鳥平 |
<3日目>
雨&濃霧・・・早朝出発しても、今日は雪渓の偵察は出来そうにないので、出発遅らす。
午後は回復予報。
まだ始まったばかりなのに、すでに予定が狂う。
いい加減ダラダラしても居られないので、小雨を見計らって出発。
まずは別山乗越を目指して急登。
途中ですれ違った登山者に、
おじさん:「どこから?」
アイ:「札幌から来ました」
お:「あれ?昨日も札幌からの元気なおねえちゃん居たな〜、
なあ(連れの人に向かって)『赤布のりちゃん』札幌って言ってたよな?」
お:「赤布持ってたから、めずらしくて、そんなのどこで使う?って
聞いたんだよ、ピョンピョン跳ねて歩いて元気なおねえちゃんだったな〜」
西村のりこ、恐るべし!有名人・・・
剣御前小屋でビールを買いだめして、再び沢を下る。
ザックずっしり重い。
そんなこんなで、小雨の剣沢到着。
千葉さんをテントに残して、3人で、富山県警の派出所へ雪渓の状態を聞きに行くが、
「昨日、皆降りたよ」と不在。
キャンプ場管理の人から紹介され、向かいの営業小屋である剣沢小屋に聞きに行く。
アイ:「すみませ〜ん、長次郎雪渓の状態教えて下さい」
小屋の男性:「あんた達どこ登るの?」
ア:「八ツ峰Y峰です」
小:「あ〜、女だけで行くのか、やめたほうがいいな」
ア:「えっ!?(内心、なんだこの人、ずいぶん失礼だな)」
小:「どっから来たの?岩はやってきたの?どこ登った?」
ア:「・・・・(芦別って言ってもわかんないだろうな)」小:「穂高とか行ってんの?」
ア:「いえ・・・、谷川とか」
小:「谷川かあ〜」
ダメだ、完全にバカにされてる!
なんだかろくに状況も聞けず、3人ガックリ肩を落としてテントに戻る。
千葉さんに愚痴「女だけならやめろって言われたよ〜」
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天気 |
行動:岩例会チーム |
尾谷 |
西村 |
19(月) |
雨 |
4:00起床するも雨にて様子見 11:15雷鳥平発→12:45別山乗越し 13:30剣沢キャンプ地 |
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雷鳥平 →室堂下山 |
<4日目>
雲。
ヘッドランプで出発。
剣沢の大雪渓も出だしは、所々高巻きで時間を要す。
長次郎雪渓、自然落石があると聞いていたので神経集中させ、緊張する。
U・V峰横で雪渓割れている、と、事前に聞いていたのでそこは、慎重に右を高巻く。
ガスで見えなくなった時のために、高巻き地点に赤布付ける。
その後しばらく雪渓を行くも、また雪渓割れていて通行困難。
今度は、左に高巻き雪渓から飛び降りる。(この部分帰りはロープを出した)。
その後はY峰まで、岩盤の沢沿い歩きと、ザレた急登で取り付きへ。
A・C取り付き確認したがそこで小雨降りだす・・・
雨は激しくなりつつあり、今日の登攀はあきらめる。
長次郎雪渓から、剣沢雪渓の出合いに着く頃には天気も回復。
まだ昼にもなっていないので、ベース剣沢とは逆方向の「真砂沢小屋」まで行ってみよう!
と、30〜40分下る。
小屋で、ジュースとビール。
こんな事でいいのか〜と思いつつ、売ってるんだから仕方ない。
皆順応は早い。
剣沢ベースに戻ると、パーテイそれぞれ明日の作戦会議。
なにせ、天気予報で晴れの日が、明日の午前中のみ!
千葉・小田Pは八つ峰Y峰Aフェースに決定した様子。
「千葉さ〜ん、今日は何食べたいですか〜」
「俺は何でもいいよ」
・・・お隣のテントは毎日この会話してた・・・。
中川・斉藤Pは、「チンネ」になんとか行けないか、話し合う。
アプローチの雪渓に時間かかることを考えると、どうしても1泊2日は必要だ。
でも、天気がいいのは明日のしかも午前中、午後から明日以降はまた、秋雨前線停滞で雨・・・
この時期稜線でビバークして雨だとかなりやばそう・・・
ビバーク装備を背負って迅速な行動も体力的に自信がなく、あきらめることにする。
明日は、八つ峰Y峰Cフェース。
条件が悪い時に実力不足が露見する。
春の利尻もそうだったな〜なんだか、寝付けない。
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天気 |
行動:岩例会チーム |
尾谷 |
20(火) |
曇りのち雨 |
■長次郎谷雪渓右股偵察(一応、登攀具を背負って行った) (雪渓の状況、熊の岩付近の状況、八つ峰Y峰の取り付き確認、池の谷乗越確認) 4:00起床5:15剣沢→6:45長次郎谷出合→ 8:45八つ峰Y峰の取り付き→9:10雨にて撤退 10:40長次郎谷出合→11:20真砂沢ロッジにて休憩→12:20長次郎出合い→剣沢14:00テント着 |
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<5日目>
朝焼け晴れ。
ヘッドランプで出発。
昨日偵察したので今日はスムーズ、精神的にもかなり楽。
昨日飛び降りた雪渓のポイントは、さらに後退していて同じポイントでは降りられない。
気温が高いので、刻々と雪渓の状況は変わっている。
「帰りまで、どうかもってくれますように・・・」
ここが落ちると、帰り厄介だな・・・
取り付き到着。
時々ふわっとガスが立ち込めるが、晴れ。
パーテイ別れて、やっと剣の岩に取り付く。
最初にルートを見上げた感想、正直言うと
「うわっ!こんな寝た壁登りに、はるばる来たのかあ・・・」
と言う訳で、さほど緊張もなく開始。
フリクションも良く、岩も堅い。
ルート明瞭、ホールド豊富。写真をとりながら鼻歌クライミング。
以外にお気楽で楽しいな〜、
難を言えば、壁が寝てるうえにフリクションが良いのでロープが非常に重い。
壁を抜けるとCフェース頭。
Aフェイスが見える。
千葉チームはまだ抜けてないようだ。
どうにか「チンネ」を拝みたいと、ロープを解いてEフェースの頭まで行ってみるが、
またガスが沸いてきて何も見えなくなった。
ガスると下山路わかり難いかもと、急いで引き返す。
Cフェースに戻ったところで千葉&小田、Aフェースの頭でロープ巻いている。
「おーい」お互い写真取り合う。
なんだかうれしい!
X・Y峰コルまで2回懸垂。
残置スリング沢山ある。
Aフェースの頭まで行くと懸垂1回で降りられるらしい。
取り付きで昼食取っていると、またパラパラ雨が降りだし下山。
危うい雪渓はなんとか越えられた。
でも、明日はダメだろう。
とにかく1本登れてよかった。
岩を終えて千葉さんの感想:
「フリクションが良いからこの岩に毎日登ったら、こりゃ靴に穴開くな」
・・・そうですね。
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天気 |
行動:岩例会チーム |
尾谷 西村 |
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21(水) |
晴れのち雨 |
Aチーム:千葉&小田 ■八つ峰Y峰Aフェース 魚津高ルート 4:00起床 5:15剣沢発 6:45長次郎出合 8:45取り付き 9:30登攀開始 12:00ピーク 12:30懸垂下降後 X、Yコルより下降 13:00下山開始 14:30長次郎谷着 16:15剣沢 |
Bチーム:斉藤&小笠原 ■八つ峰Y峰Cフェース 剣稜会ルート 4:00起床 5:15剣沢発 6:45長次郎出合 8:45取り付き 9:30登攀開始 11:20ピーク D・Eフェースピーク偵察 12:30懸垂下降後 X、Yコルより下降 ※以下、Aチームと合流
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千歳→富山(18:30着) 富山泊
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<6日目>
朝からどしゃぶり。
昨晩は強風。
「チンネ」に、無理して行かなくて、結果的にはよかったことになる。
テントで停滞。
2〜3人用テントで、4人、トランプして時間過ごす。
次に予定していた本峰南壁も、アプローチの平蔵谷が、ギタギタで行く気がしない。
頂上稜線からの取り付きはどうか、キャンプ管理人に聞いてみると、
「雪渓がない場合は、とても急なザレ場でロープ必要」とのこと。
アプローチはとにかく雪渓の状態にかかっているらしい。
天気も悪いし、1本登った私達は、もう岩に行かなくてもいいよね〜、
せめて、一般ルートから剣のピークへ行こうよ。
と、意見一致。
びしょぬれのテントを撤収して「剣山荘」へ、逃げ込む。
今日の午後、尾谷さんが登ってくることを見込んだ、計算ずくの行動・・・
「差し入れなにかな〜」
濃霧の中、尾谷氏さわやかに到着。
小屋の人用に、メロン4個担いで来た!
私達には、日本酒としゃけとば!
尾谷さん、お酒飲まないのに「飲んべえ」の私達ために、考えてくれて感謝感謝でございます。
22(木) |
雨 |
7:00起床 10:00剣沢撤収→剣山荘へ 午後尾谷氏と合流 |
室堂→剣山荘 |
<7日目>
快晴。
夜明けと共に、尾谷さん入れた5人で剣頂上へ。
一服剣でご来光。
軽装で、しっかりしたクサリ場をアスレッチックみたいにあるくのも楽しい。
コースタイムよりかなり早くピストンして、小屋の人びっくり。
さあ〜残り下山まであと2日。
この後どうするか話していると、小屋の人より
「もし、よかったら今晩もう1泊して手伝ってくれませんか?」
1晩の宿と食事を働いて稼ぐ事となる。
夕食200人分、そして洗い物。
小屋は大変ですね〜。
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天気 |
行動:岩例会チーム |
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23(金) |
晴れ |
■尾谷氏も一緒に剣岳一般登山道よりピークへ 5:30発 剣山荘 8:30 剣ピーク 10:00 剣山荘 13:00 中川・小田・斉藤(夕食準備アルバイト開始) 尾谷(売店主任) 千葉(バイト部屋主任) |
<8日目>
快晴。
娘3人の働きで宿と飯を得た千葉さんが、私達の布団をたたんでくれた。
「俺はヒモみたいだな〜」。
朝食の準備と、部屋掃除を手伝い、いよいよ下山。
まっすぐ室堂には行かず、立山3山まわって帰ることにした。
こんな、大きな荷物を担いでる人はいなくて注目を浴びる。
団体30人とかにすれ違うと質問攻めで大変。
人に酔いそう・・・
雄山神社は、コンクリートで作られた立派な境内があり、ただただ驚き。
室堂下山後、新潟まで移動。
また雨が降り出し、ビジネスホテルに泊る事にする。
久々のベットで、熟睡・・・
24(土) |
晴れ のち曇り |
4:30 起床(朝食準備&部屋掃除) ■剣山荘より下山 (岩例会パーテイ4名) 7:30剣山荘−別山−大汝山―雄山−13:15室堂 (尾谷氏) 10:00剣山荘−別山乗越し−11:45室堂 ○室堂発14:20→立山15:27 ○車で移動 温泉入浴後 富山〜新潟 ○20:00新潟ビジネスホテル着 (シングツイン新潟第2新館)泊(一人3,950円) |
<9日目>
早朝発のフェリーへ。
船の中では、ラッキーにも、2等大部屋を貸切に出来、
剣出発の朝に慌てて入籍してきた、私めのお祝いをしていただき、
よい打ち上げと相成りました。
千葉さんは、夕食で「初スープカレー」をオーダー。
尾谷さんは、欲張って注文しすぎて反省・・・
25(日) |
雨 |
○新潟発10:30 (車&5名37840円)
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<10日目>
早朝小樽着。
尾谷さん、斉藤、中川、その日から仕事。
辛かった!
26(月) |
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○小樽着 4:10 |
八つ峰Y峰Cフェース
【感想】
<記:中川 愛>
春からずっと思い描いていたこの計画は、
山行日数を長く期間を取っていたにも関わらず、
天候不順も重なり、岩には1本しか登れなかった。
しかし、取り組みは自分なりに有意義だったし、
リーダーだったことが、去年より、はるかに成長できたように感じられた。
出発前には、いろいろ不安に思っていたことが、スケールの大きい景色を見てふっとんだ。
なんとかなるし、なんとかするしかない。
そんな気持ちになった。
もちろん予定どおりに行かないので、
リーダーとして、毎日行動予定を考え、皆の様子も見て、
どうするのがベストか、そして、安全か、なんとか知恵を搾り出す。
誰かが助言すると「あ〜そんな案もあるな」と、助けられる。
そんな繰り返しの毎日でした。
今年の剣は、また自分の実力を見直し、勉強となり、思い出に残る山行となった。
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<記:斉藤 麻奈美>
〜剣岳〜
想像はしていたが、北海道にはない岩・景色が印象的だった。
本州の岩場は他に、谷川岳しか知らないが、明るい感じが対照的。
岩登りも、簡単な所から、難しいところまでいろいろなルートがあり、
しかも芦別みたいにボロボロではなく、ピッチ数も長いところが多く、
新人さんからベテランさんまで十分楽しめるところに感じた。
剣岳自体は当初計画になかったが、登れてよかった。
蟹のたてばい・よこばいをはじめ、岩が多く面白かった。
〜アプローチ〜
長次郎谷を初め、雪渓は上部では殆どなく、
途中クレパスがあったり、亀裂があったり、行って戻るまでは、緊張した。
地元の人も、そんな時期は雪渓をつめて登っていないようだ。
それにしても、剣小屋の人に雪渓状況を聞いたが、
即「行かないほうがいい」といわれたのはびっくり。
聞きに行ったのが女3人だったから?
〜クライミング〜
チンネ左稜線をメインに計画していたが、
雪渓の状況、天気等などでいけなかった。
自分たちの実力がないのもあったけど・・・。
でも今回、八ツ峰六峰Cフェースはやさしいルートだったが、
岩に登れたこと自体、うれしかった。
〜山小屋バイト〜
急遽、山小屋のバイトをすることになったが、
初めてで大変だったけど面白かった。
山小屋の裏事情を知ることもできた。
私はバイトできないな。
〜縦走〜
雄山・別山など帰りに縦走。
岩登りもいいけど、歩くのも楽しい。
稜線歩きなので、景色が本当にいい。
歩きに来ている人は、みんな軽装備だからか、
「いや〜すごい荷物だね」と知らない人にも声をかけられることも多かった。
ツアーの団体を登山道で待つことも、あまり経験してないのでびっくりした。
〜最後に〜
岩例会・剣岳は、とても良い経験をしたと思う。
自分たちの経験不足等で、
リーダーは直前までパーティ編成に苦労していた。(お疲れ様!)
しかし、行くまでに、自分が登りたいルートを調べたり、
そのためのプレ山行も、自分なりの目標が持てて良かった。
未知の山域で、行くまでは不安もあったが、
パーティの中で、自分たちのレベルにあった山行を・・・
と共通理解もあったため、無理せず行けたと思う。
本などで、山域、ルート、アプローチ等調べたり、
行った人に話をきいて、自分なりに想像していたが、
実際行って見ると、違うところが多かったが、山の概要も少しはつかめた。
剣岳も今回で終わることなくいければいいが、
休み・メンバー等を考えると岩例会として行うのは難しいのかな?
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<記:小田 理恵>
今回は、出発前にクライミングメンバーの1人が、
体調悪く泣く泣く不参加で、登攀は千葉さんと2人になりました。
2人で登って降りて来る事が出来るルートを相談し、調べて剣へ向かいました。
アプローチは、雪渓状態がかなり悪く
(本来雪渓伝いに取り付く予定が、切れており巻き道使う)、苦労しました。
他の沢も雪が少なく切れてる箇所が何箇所か見られ、
本峰南壁A2の登攀は断念しました。
八つ峰A峰のクライミング予定日は、
晴れでかなり気持ちが良いクライミングが出来ました。
岩は白くきらきら光っていて、非常に硬かった。
3Pの予定だったがロープの流れが悪く4Pで登った。
かなりの数のハーケンが打ってあり支点もしっかりしていました。
途中水が滲みだしていた所があったが、
フリクションが凄くきき、快適なクライミングが出来ました。
下りは踏み跡を少し降り、50M1回で懸垂下降で終了です。
最終日は、ひょんな事から、
前の日尾谷さんも合流して泊まった、剣山荘でアルバイト?する事になりました。
祝日ともあって、宿泊者が200人で、みんな重なり寝ている状態で、
私達はアルバイト部屋でゆったり寝かせてもらいました。
剣だからかもしれませんが、本州の山は人がすご過ぎる。。。
登山道では、渋滞も経験しました。
2500Mにある室堂のターミナルは、大通り並みに混んでいました。
今回の岩例会では、今までベテランの方に着いて行っていた山行とは違い、
自分達で調べ、力量の範囲で計画を立て山へ行ったことは凄くよかった。
プレ山行は、天候が悪く思うようにいかなく今一充分ではなく、
少し不安ではあったが、怪我なく、クライミングも出来、帰って来ることが出来てとても良かった。
どの山もかっこよく、スケールの大きさに結構圧倒されました。
岩山で白っぽい感じは、海外の山を思うほどで、素晴らしかったです。
(ちょっと大げさかも?)
1週間弱一緒にテント生活してくれた、千葉さんありがとうございました。
総リーダーの、中川愛ちゃん、ご苦労様でした。